フランスはワイン生産量世界トップクラス

温暖な気候に恵まれたフランスは、古くからブドウの栽培が盛んな国の一つです。このため、ワインの生産においても世界トップクラスであり、特に高級ワインは数多くの銘柄を生み出しています。 フランス産の高級ワインは世界的知名度を持っており、高級レストランはもちろん、王室などの公式行事の場でも振る舞われています。愛飲している著名人も数え切れず、その味わいの虜になる方も少なくはありません。 フランスが世界最高品質の味を守り続けられる背景には、AOC(Appellation d'Origine Contorolee)による厳格な品質管理を行っていることが挙げられます。

ワインの品質を守る「AOC」とは

AOCは、フランス政府が定めたワインに関する法制度です。日本語では「現地統制呼称法」とも呼ばれます。1930年代に制定された古い法律で、一定条件を満たした場合にのみ、ラベルにAOCと表記できます。 AOCの規定は非常に細かく定められており、厳格な管理の元で認定が行われます。認定は各地方の保護団体が厳しく検査し、少しでも基準を満たさなければ認定を受けられません。なお、主に以下のような条件を満たす必要があります。 ・その地域で栽培・収穫されたブドウを使用していること ・AOCで規定されたブドウ種であること ・アルコール度数を定めていること ・厳格な醸造法を定めていること その他細かな規定を満たしたワインのみ、AOCの表記が認められます。また、AOCは4つの格付けに分けられています。 ・AOC ・AOVDQS ・VinDePays ・VinDeTable 上に行くほど上位の格付けとなります。このような格付けを行うことで、ワインの品質を保ち、ブランドの保護に繋がります。

フランスワインの代表!「ボルドー」「ブルゴーニュ」の違い

AOCによるワインの品質規定を行っているフランスですが、高級ワインの世界的産地としても有名です。特に代表的なワインがボルドーワインとブルゴーニュワインでしょう。一見同じ高級ワインに見えますが、使用しているブドウに大きな違いがあります。 まずボルドーワインですが、様々なブドウの品種をブレンドしてワインを製造しています。このワイン製造スタイルを「アッサンブラージュ」と呼びます。 それに対してのブルゴーニュワインは、一種類のブドウのみを使用してワインを製造するワイナリーが一般的です。このようなスタイルは「モノセパージュ」と呼ばれています。 どちらが優れているかは甲乙付けがたく、一概に比較できるものではありません。フランスでは古くより受け継がれているスタイルであり、それぞれのワインに味わいの違いを生み出しています。

ボルドーのワインの特徴とは

ボルドーワインは、フランス東部のボルドー地方で作られるワインの総称です。3~4世紀頃にはワインの生産が始まったと言われており、ブルゴーニュ地方と並んでフランス有数の生産地となりました。 ボルドーワインは赤やロゼなど様々な種類と、甘口から辛口まで多様な味わいのワインが存在します。なお、ボルドー地方では独自にシャトーと呼ばれる品質格付けを行っており、更にメドック地区による認定を取得した「5大シャトー」という有名な高級ワインがあります。

ブルゴーニュのワインの特徴とは

一方のブルゴーニュワインは、フランス西部にあるブルゴーニュ地方で製造されています。4世紀頃には、すでにワイン生産が始まっており、当時からヨーロッパで有名な地域でした。栽培されているブドウは、赤ワインがピノ・ノワール、白ワインはシャルドネの各1種類のみです。 有名な銘柄も非常に多く、特に赤ワインのロマネコンティは世界的な知名度を持ちます。一方の白ワインも評価が高いワインが多く、モンラッシェやムルソーは最高級白ワインとしての地位を確たるものとしています。ブルゴーニュワインは、雑味が非常に少なく、ブドウ本来の味わいを楽しめるのが特徴です。

格式高いフランスワイン

ワインと言えばフランスを思い浮かべる方も少なくありません。ヨーロッパでは、他にも様々な地域でワインが製造されていますが、世界的な知名度を持つ高級ワインの多くはフランス産です。風味は他のワインとひと味もふた味も違います。今までのワイン感が変わることもあるほどです。値段は少々張りますが、機会があれば一度は味わうべきでしょう。