あなたのワインは大丈夫?保存する時に注意したいポイント

2018年8月3日 オフ 投稿者: frenchwinesbulletin

ワインは保存に細心の注意を要する

ワインは温度の変化によって風味が変わるお酒です。そのため、保存には細心の注意を払う必要があります。他のお酒と比べても品質が変化しやすいため、正しい保存方法を覚えておきましょう。主なポイントは6つあります。

ワインを保存する時の注意①温度

ワインの保存で一番重要なポイントが温度です。ワインは温度変化に弱い飲み物で、温度が1度変わるだけでも風味が劣化するおそれがあります。高温多湿で温度変化が激しい日本の住宅事情では、特に注意を払うべきでしょう。

ワインの保存に適した温度は13度~15度です。なるべくこの温度の範囲で保存しましょう。常温で保存すると、すぐにワインの品質が劣化してしまいます。
また、冷暖房を使う部屋での保存も好ましくありません。温度が安定した場所を選びましょう。温度を一定に保てる場所で保存するのが望ましいですが、見当たらなければ冷蔵庫の野菜室が最適です。

注意②湿度

ワインは湿度にも注意する必要があります。低すぎても高すぎてもいけません。保存に最適な湿度は75%と言われていますが、この状態を極力保つことが品質の変化を防ぎます。保存する際は湿度計を使い、チェックしておきましょう。

仮に保存する場所の湿度が高いと、コルクの裏側やラベルにカビが発生するおそれがあります。逆に乾燥した場所で保存すると、今度はコルクが乾燥してしまい、ひび割れてしまう場合もあるのです。ひび割れから空気が混入したり、ワインが蒸発することも珍しくありませんので、湿度75%を意識して保存しましょう。

注意③光

ワインの保存は、基本的に光が当たらない冷暗所を選ぶことが重要です。特に日光は大敵で、日中に日差しが射す場所は絶対避けなくてはいけません。ワインの品質がたちまち変化し、短期間で飲めなくなることもあるのです。

直射日光の当たる場所にワインを置くと、日光による不快な臭いが生じる場合があります。飲んだ時の風味が変わり、不味くなってしまうこともあるため、光が当たらないよう注意を払いましょう。特に窓のある部屋で保存する時は、その都度日光が当たらない場所にワインを移動させなくてはいけません。始めから冷暗所で保存することをおすすめします。

注意④ワインのボトルは横に寝かす

ワインのボトルを立てている家庭も多いのではないでしょうか。もし当てはまる場合はすぐ横向きにしましょう。
ワインは横に寝かせて保存するのが鉄則です。なぜ?と疑問が浮かぶかもしれませんが、これはコルクの乾燥を防ぐためです。

ワインを立てて保存すると、コルクが乾燥してしまう危険があります。先述の通り、コルクが乾燥するとワインが空気と触れやすくなり、中身が酸化して風味が落ちてしまうのです。
寝かせて保存しておけば、ワインによってコルクが適度に湿ります。
美味しさを保つためにも欠かせないポイントですので、どこで保存する場合でも必ずボトルを寝かせておきましょう。

注意⑤ワインに振動は与えないこと

ワインは振動に弱いことにも注意が必要です。保存する際は不用意に振動を与えたり、揺れる場所に置いてはいけません。
ボトルが振動を受けてしまうと、中身が撹拌されることによって酸化が進んでしまうのです。
酸化したワインは変な苦味・渋みが出てしまい、味が落ちてしまいます。

ボトルの中でも、ワインは少しずつ熟成が進んでいます。そのスピードは非常にゆっくりしたものですが、風味に深みが出るのです。しかし、振動によって撹拌されると熟成が一気に進み、逆に味が落ちる危険があります。寝かせる時もボトルに振動を与えず、ゆっくり置くようにしましょう。

注意⑥匂い

保存する時は、周囲に匂いが強いものを置いてはいけません。ワインにとっては匂いも大敵です。コルクは空気を取り込むことがありますが、その際に匂いも取り込んでしまう危険があるのです。そして中身に溶け込んでしまい、変な味になってしまう場合もあります。

特に野菜室で保存する際は注意が必要です。にんにくやニラのように、匂いが強い野菜と一緒に保存するのは好ましくありません。また、野菜室の中に付着した匂いにも気をつけましょう。気になる方は、保存前に一度掃除しておくことをおすすめします。

長期保存する場合は、ワインセラーへ!

上記の方法を実践すれば、ワインの保存も難しくありません。しかし、あくまで短期間保存する場合のみの話です。もしワインを長期間保存する時は、専用のワインセラーを利用するのが望ましいでしょう。

ワインセラーは、ワインの保存に特化した貯蔵庫のようなものです。温度や湿度も適した設定になっており、静かに寝かせて保管できます。数ヶ月~数年以上保存予定の方は、ワインセラーを購入してみてはいかがでしょうか。

少々値は張りますが、今後もワインを楽しむなら非常に便利なアイテムです。現在はコンパクトな製品も多いため、部屋が狭い場合でも置き場所には困りません。保存に気を使いたく無い方にもおすすめです。

開封後は早めに飲みましょう

ワインはどんどん品質が変化するお酒です。保存には注意が必要ですが、開封後は極力早めに飲んでしまいましょう。適した場所で保存しても、ボトルの中の空気と触れ合うことで風味が変化します。飲みきれるか不安がある場合は、ハーフボトルの購入を検討してみるのもいいかもしれません。